ドライヤーで髪が老化【カルボニル化】する

2018年5月13日

クレイツ エレメアドライ

ドライヤーで髪が老化する

川口の美容室Ribeltです。

髪を乾かすことで用いられるドライヤーですが、最近の研究でドライヤーを使用すると髪が老化する現象が発見されました。

今回は、ドライヤーで髪が老化してしまう原因と対策について書いていきます。

単に髪を乾かすだけでなく、毎日の髪のお手入れに欠かすことが出来ないドライヤー。

大切な髪を老化させない為に、髪の老化防止に必要な情報をまとめてみました。

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原因はドライヤーの熱

ドライヤーで髪が老化してしまう原因は、なんとドライヤーの熱にありました。

今までの美容業界の通説では、髪はドライヤーやアイロン(コテ)などにより、【熱ダメージ】を受け、髪が硬くなるなどの状態変化【熱凝集】によるダメージが主に知られていました。

実はそれだけでなく、髪が【熱】によって【カルボニル化】=【老化】を引き起こしている事が最近になって判明しました。

通常髪は肌と同様に、年齢と共に徐々に老化をしていきます。

老化の原因は、活性酸素(主にヒドロキシラジカル)です。

今回の発見は、活性酸素以外にドライヤーやアイロンなどの【熱】の作用によって、更に髪の老化が促されているという内容です。

みなさんが使用している市販のドライヤーの温度は、およそ120℃前後が多いでしょう。

しかし、【熱】による髪の老化の誘発は100℃でも起こるとされています。

毎日のドライヤーにより【熱】を受けた髪は、気づかぬ間に継続的に髪を老化を進行させます。

今後は髪の老化ケアを視野にいれ、日々の慣習をもう一度見直さなければなりません。

ドライヤーだけでなく、アイロンの熱でも髪の老化は促進される

髪が老化すると…

髪の老化が進むと、肌と同様に乾燥によるパサつきが起ります。

更に、髪の内部タンパク質がバランスを崩しカクカクしたようなうねりのある髪へと変化していきます。

場合によっては波状毛のように髪質が変化し、ヘアカラーも染まりにくくなってしまいます。

以前と比べて髪がゴワゴワして来たり、癖やうねりが強くなってきたと感じる人は、既に髪の老化が始まっているかも知れません。

髪の老化対策

髪も肌と同様にエイジングケア(年齢に合わせたケア)が必要です。

老化の原因となる活性酸素はレスベラトロール(ポリフェノールの一種)や、ビタミン類でケアすると効果的です。

一方熱による髪の老化には、ビサボロール(カモミールなどに含まれる精油成分)や、グルコシルヘスペリジン(柑橘類に含まれるビタミンPの仲間)などで抑えられるといいます。

また【熱】ダメージは、エルカラクトン(表示名称 【γ(ガンマ)ードサラクトン】菜種由来の毛髪補修成分)でもケアが出来ます。

市販でそれらの成分が配合されている商品を探してもいいですし、ヘアサロンで相談してもいいかも知れません。

サロンでは、エルカラクトンなど【熱】ダメージをケアする商品は豊富にあると思います。

ビサボロールやグルコシルヘスペリジンは、Aujua(オージュア)のトリートメントにも配合されています。

それ以外にも、普段のドライヤー温度を80℃以下に抑える方法も効果的だと思います。

80℃以下の温風が出せるドライヤーは、ハイエドモデルではダイソンのスーパーソニック、2万円以下のモデルではクレイツのエレメアドライなど、他にも数機種あります。

ヘアケアが面倒であれば、美髪効果もあるドライヤーに替えてしまうのが簡単でしょう。

80℃前後の低温ドライヤーが今後主流になるかも…?

髪の熱による老化 まとめ

今回明らかになった、熱による老化現象には本当に驚かされました。

熱ダメージから髪をケアする方法はありますが、現状では少し敷居が高い印象です。

髪の熱老化による髪質の変化は、日々の生活において実感する機会が少ない為に、ケアの必要性を感じられない恐れもあります。

しかし熱による髪へのダメージは、老化だけでなく熱凝集もあります。

パーマやカラーに比べて、熱ダメージのケアが難しい部分は、今後も課題となるでしょう。

以前と比べて毛先が硬く感じられたり、パサつきやごわつきが気になる人は、髪の熱ダメージケアを意識してみてはいかがでしょうか。

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