ミルボン縮毛矯正剤 ネオリシオ 成分【NAcグルコサミン】まとめ

ミルボンの縮毛矯正剤ネオリシオとその特徴的な成分NAcグルコサミン※のまとめです。今までの縮毛矯正に比べて髪が受けるの熱ダメージを10分の1(メーカー談)に抑える事を実現させた特許申請中の縮毛矯正剤をご紹介します。

梅雨時期間近、ストレートヘアにしたいけれど髪のダメージが気になる…そんな人は必見です!

※NAcグルコサミン…成分表記ではアセチルグルコサミン

ネオリシオとは…!?

ミルボンから発売されている美容院専用の縮毛矯正剤です。

ネオリシオは髪の熱凝集を抑制する成分NAcグルコサミンが配合された高温整髪用アイロンを使用するコールド二浴式縮毛矯正剤です。

リシオは古くからミルボン社の縮毛矯正剤に付けられるネーミングで過去に何回もリニューアルを繰り返しその度にネーミングを変更しています。
(過去のリシオシリーズのネーミングは リシオグランフェ・リシオアテンジェ等 美容院によっては過去のリシオシリーズを引き続き使用しているケースもあります。)

今回はNAcグルコサミンという新成分の配合と共にネーミングがネオリシオとなりました。ネオリシオはミルボン社と筑波大学との共同研究で誕生した縮毛矯正剤なのです。

余談ですが、近年は縮毛矯正とストレートパーマの区別が曖昧になっています。使用される薬剤が共通な場合も多く、美容院によっては施術の途中でアイロンなブローによる熱処理の有無や施術時間によって区別をしているようです。
(リベルトではパーマ落としの場合をストレートパーマと区別しています。)

ネオリシオミルボン公式ページはこちら

ラインナップ

ネオリシオは以下のラインナップで構成されています。

【1剤】(還元剤)3種類
SH(スーパーハード)…バージン毛や癖の強い人向き
H(ハード)…髪のダメージが低い方や、癖のやや強い人向き
N(ノーマル)…傷みが気になる髪や、弱い癖毛の人向き

2剤は共通の1種類で酸化剤は過酸化水素です。

更にダメージ毛を保護する為にアルカリデュースと呼ばれるトリートメントがあります。

【アルカリデュースの役割】
・酸性のバッファー効果があり、1剤のアルカリをキャンセルして中性以下にします。
・熱に反応するpptがアイロン時にキューティクルの結合を高め、ケラチン成分で毛髪を補修します。

施術工程

1…【事前カウンセリング】…乾いた髪の状態をチェックし、仕上がりの状態を確認します。
2…【プレシャンプー】…スタイリング剤や汚れをシャンプーで取り除き、濡れた髪の状態をチェックします。
3…【薬剤選定】…髪の状態を見極め、仕上がりに合わせた薬剤を選びます。
4…【アルカリデュース塗布】…保護が必要な部分にアルカリデュースを塗布します。
5…【1剤塗布&放置】…癖が気になる部分に1剤を塗布し5~20分自然放置します。
6…【軟化チェック】…1剤による髪の還元作用をチェックします。
7…【お流し】…1剤をしっかり洗い流し、必要であれば中間処理を行います。
8…【ドライ&アイロン】…髪を乾かし、還元した髪にアイロンで整髪します。
9…【2剤塗布&放置】…施術部分に2剤を塗布し、5分間放置
10…【お流し&仕上げ】…2剤を流しアフタートリートメントをした後、フィニッシュワークへ。

ネオリシオ成分表

ネオリシオに含まれる成分表です。美容師などの専門職または、薬剤マニアの人は参考に…
アルカリデュースのみ化粧品分類、その他は医薬部外品に分類されます。

【ネオリシオN1剤】
有効成分:チオグリコール酸塩
その他成分:アセチルグルコサミン・トレハース・アルギニン・オレイン酸フィトステリル・軟質ラノリン脂肪酸コレスレリル・流動パラフィン・セバシン酸ジエチル・水添大豆リン脂質・ステアリルアルコール・セタノール・ベヘルアルコール・ヒドロキシエチルセルロース・ベヘトリモニウムクロリド・POEオレイルエーテル・POE(20)POP(4)セチルエーテル・マロニエエキス・システイン塩酸塩・ジチオジグリコール酸ジアンモニウム液・ジメチコン・アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体エマルション・高重合ジメチコン‐1・高重合ジメチコン・メチルアミノプロピルシロキサン共重合体・PG・イソプロパノール・MEA液・重炭酸アンモニウム・ジエチレントリアミン5酢酸5Na液・ヒドロキシエタンジホスホン酸液・香料・水

【ネオリシオH1剤】
有効成分:チオグリコール酸塩
その他成分:アセチルグルコサミン・トレハース・アルギニン・オレイン酸フィトステリル・軟質ラノリン脂肪酸コレステリル・流動パラフィン・セバシン酸ジエチル・水添大豆リン脂質・ステアリルアルコール・セタノール・ベヘニルアルコール・ヒドロキシエチルセルロース・ベヘントリモニウムクロリド・POEオレイルエーテル・POE(20)POP(4)セチルエーテル・マロニエエキス・システイン塩酸塩・ジチオジグリコール酸ジアンモニウム液・ジメチコン・アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体エマルション・高重合ジメチコン・メチルアミノプロピルシロキサン共重合体・PG・イソプロパノール・MEA液・重炭酸アンモニウム・ジエチレントリアミン5酢酸5Na液・ヒドロキシエタンジホスホン酸液・香料・水

【ネオリシオSH1剤】
有効成分:チオグリコール酸塩
その他成分:アセチルグルコサミン・トレハース・アルギニン・オレイン酸フィトステリル・軟質ラノリン脂肪酸コレステリル・パラフィン・ミツロウ・セバシン酸ジエチル・リン酸ジセチル・セタノール・セテアリルアルコール・ステアリルトリモニウムクロリド・POEセチルエーテル・POEセチルエーテルリン酸・マロニエエキス・グリチルリチン酸2K・システイン塩酸塩・ジチオジグリコール酸ジアンモニウム液・アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体・高重合ジメチコン‐1・BG・イソプロパノール・MEA液・重炭酸アンモニウム・ジエチレントリアミン5酢酸5Na液・ヒドロキシエタンジホスホン酸液・香料・水

【ネオリシオ2剤】
有効成分:過酸化水素
その他成分:オレイン酸フィトステリル・シア脂・リン酸ジセチル・セタノール・セテアリルアルコール・アクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体液・POEセチルエーテルリン酸・POEステアリルエーテル・POEセチルエーテル・POE硬化ヒマシ油・POE・POPブチルエーテル・アミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体・高重合ジメチコン‐1・リン酸2Na・アルギニン・PEG‐8・DPG・エトキシジグリコール・ヒドロキシエタンジホスホン酸液・オキシベンゾンスルホン酸・フェノキシエタノール・香料・水

【ネオリシオ アルカリデュース】
成分:水・セタノール・ジメチコン・乳酸Na・リン酸・ステアルトリモニウムクロリド・イソプロパノール・ステアリン酸グリセリル・オレス‐2・アセチルグルコサミン・トレハース・ヒマワリ種子油・ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチン(羊毛)・ステアリン酸ステアリル・セバシン酸ジエチルヘキシル・キサンタンガム・ラウラミノプロピオン酸Na・クオタニウム‐33・ジココジモニウムクロリド・セトリモニウムクロリド・PEG‐100水添ヒマシ油・セテス‐20・トリデセス‐3・トリデセス‐15・アモジメチコン・クエン酸・BG・DPG・トコフェロール・フェノキシエタノール・香料

NAcグルコサミンとは…!?

筑波大学の白木教授と共にミルボンが3年かけて共同開発した成分です。縮毛矯正剤に配合する事で髪が受ける熱ダメージを抑制する事ができます。

今までの毛髪科学の分野ではなく更に研究的なナノレベルの視点により、今まで根本的な解決方法が見つからなかった縮毛矯正による熱ダメ―ジを抑制する事に成功しました。

※Nacグルコサミンは成分表記ではアセチルグルコサミン(毛髪保護成分)となっています。

熱ダメージ抑制メカニズム

縮毛矯正やストレートは、髪の毛のタンパク質に還元剤と熱を加える事により、癖の原因となるタンパク質を変性体に変化させストレート化させています。この時に変化した変性剤は熱により凝集体に変化し髪が硬くなったりツヤがなくなるなどの熱ダメージの原因になっていました。

癖毛の髪+還元剤(※1)+熱(※2)=変性体→熱凝集を受けて凝集体に変化
変性体は凝集体に変化し、髪の熱ダメージの原因に…!!

還元剤と熱

※1…還元剤→縮毛矯正やストレートの1剤に含まれる成分。髪のS-S結合(シスチン結合)を切断する。

※2…熱→縮毛矯正やストレートで1剤の後に行われるブローやアイロン(120℃~180℃)による熱

【髪の熱ダメージ】縮毛矯正やストレート、毎日のアイロンやブローなどが原因の熱による髪のダメージ。
髪質か硬く変化し、ツヤが失われてしまう。
ヘアカラーの色が沈みやすくなったり、コールドパーマがかかりにくくなるなど様々な課題が発生する原因となる。

NAcグルコサミンは髪のタンパク質の熱凝集を抑制する効果があり、還元剤と熱で変性体となったタンパク質をそのままとどめる事に成功しました。

よく髪の毛のタンパク質の変化は卵に例えられます。
今までの薬剤では、生卵(施術前)→半熟卵(変性体)→ゆで卵(施術後)という変化でした。
今回は生卵(施術前)→半熟卵(変性体)NAcグルコサミンで留める!という変化です。

癖毛の髪+還元剤+熱=変性体→NAcグルコサミンの働きで凝集体になるのをストップ!!
タンパク質を変性体でとどめることによって、毛髪のコルテックス細胞の変化も減少!

 

髪の毛が硬くなってしまう原因は、変性体だったタンパク質が凝集体に変化してしまう過程で生じることも判明しました。また、変性体を凝集体に変化させない事で、髪のダメ―ジを軽減できることも明らかになりました。

まさに今までの常識を覆す夢のようなストレートですね。

ネオリシオまとめ

ネオリシオ いかがでしたでしょうか!?

今までの縮毛矯正の常識を覆した熱凝集を抑えるネオリシオは、髪のダメージを抑えるだけでなく、ヘアカラーの沈まない発色や今まで不可能だった縮毛矯正後のパーマも可能になりました。

縮毛矯正後のパーマは、ネオリシオ発売後の現在2018年5月末日までは経験がありませんが、通常のパーマはかけられるそうです。リベルトでは毛先のストレートが気になる人には、同時施術できるココカールを推奨しています。

ココカールについてはこちら

癖がに気になる梅雨の時期、縮毛矯正をするなら熱ダメージを抑制したネオリシオが断然オススメです!!幅広い髪質や、不自然に真っ直ぐ過ぎないようにかける事も可能です。

癖毛にお悩みの方は是非一度リベルトまでご相談下さい!!

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