癖毛の種類と対処方法まとめ

梅雨時期に気になる癖毛。今回は髪の癖毛の原因とそれぞれの癖に対しての具体的な対処方法をご紹介します。

癖毛がコンプレックスでどうしようもない場合は美容院で縮毛矯正を行えば簡単に解決する事が出来ます。最近はココカールをプラスする事で毛先まで自然な髪を表現出来ますが、今回は縮毛矯正以外の方法で癖を落ち着かせる方法をご紹介したいと思います。

では早速癖毛の原因となる3つのケースをご紹介します。

【癖毛の原因】
原因その1…毛穴(毛根)の形状によるもの
原因その2…髪の毛の性質によるもの
原因その3…加齢やホルモンバランスによるもの

以上の3つの原因によって髪の毛は癖毛になってしまいます。

夜髪を洗った時は真っ直ぐだったのに朝起きたらボサボサに…それは癖は癖でも寝ぐせです。髪の水素結合(水によって簡単に切断したり再結合されたりする結合)による物なので、髪の根本からしっかり濡らせば簡単に元に戻せます。

余談はさておき、それぞれのケースをご紹介していきましょう。

毛穴(毛根)の形状による癖毛

頭皮の奥にある毛母細胞で髪の毛が作られます。細胞分裂を繰り返して角化した細胞、つまり髪の毛が徐々に伸びて行き、毛穴を通って皮膚表面に現れます。この時に髪の毛が通ってきた毛穴の形状により、髪の毛の形状も変化します。

毛穴が真っ直ぐな場合は直毛、毛穴が蛇行している場合は波状毛といった感じです。

毛穴の形は主に遺伝によって決まります。また、年齢によっても変化します。例えば子供の時は癖毛でも大人になると髪の癖がなくなる事があります。これは毛穴の毛状が幼少期から成人にかけて変化した事が原因で、逆のパターンもあります。

【対処方法】こちらのケースの癖毛にはブローやストレートアイロンの使用など物理的に髪の形状に働きかける方法が効果的です。ブラシを使ったり髪を引っ張りながらブローする事で癖を和らげることができます。

髪の毛の性質による癖毛

髪の毛を構成するタンパク質が原因で癖毛になるケースがあります。天気や髪の状態で髪質が変化する人は、髪のタンパク質の性質が原因です。髪の毛のタンパク質は以下の通りの2種類に分ける事が出来ます。

【親水性のタンパク質】水分を吸収しやすいタンパク質成分。水分の影響で膨らんだり縮む。
【疎水性のタンパク質】水分を嫌うタンパク質。乾きやすく湿気の影響を受けにくい。

髪のタンパク質の性質は毛穴の形状の影響によっても起こります。髪が濡れている時と乾いている時で髪の癖に大きな差がある場合は、髪のタンパク質の性質による癖と考えられます。

【対処方法】お風呂場で行うシャンプー&トリートメント、更に洗い流さないアウトバストリートメントで髪のコンディションを整えると効果的です。髪の水分レベルを引き上げたり、マルトース(水あめ)やオイルの成分で湿気をシャットアウトする事で髪質が安定します。

加齢やホルモンバランスによる癖毛

女性の場合出産や更年期など、女性ホルモンのバランスでも髪質が変化します。また加齢によって毛母細胞の活動が弱まる事でも癖毛になります。30代~40代にかけて髪質が変化したと感じる方はこれらが原因かも知れません。

【対処方法】女性ホルモンのバランスを整えるヘアケアを行いましょう。体質にもよりますが大豆などを摂ることで女性ホルモンを増やせる体質の方がいます。また育毛剤が効果的です。育毛剤は頭皮の美容液です。頭皮のコンディションを整えたりトラブルを防止する効果があります。ザクロエキスが配合された育毛剤は特にオススメです。髪は4~6年サイクルですので、毎日継続的にケアを続けましょう。

まとめ

いかがでしたか?

縮毛矯正やストレートアイロンを使用すれば、簡単に癖毛は伸ばす事が出来ますが、髪のダメージが気になったり、梅雨時期だけ癖毛に悩む方は是非今回ご紹介した方法を試してみて下さいね。

特に毎日ストレートアイロンをされている方は注意が必要です。

髪は熱による影響を受けるとダメージを修復しにくいです。また美容院で行うヘアカラーやパーマにも悪影響が出たり、かえって癖が強くなってしまうケースもあります。ストレートアイロンを使用する際は160℃以下で出来るだけ素早く作業をして下さい。当然ですが、髪を熱から守るトリートメントは必ず使用しましょう。

癖毛は個性…直毛の人は癖毛が羨ましく感じますが、実際は悩んでいる方が多いです。癖でお悩みの方はリベルトスタッフまでお気軽にご相談ください。快適な梅雨を過ごせるようサポートします。

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