シャンプーによる経皮毒について

2018年5月13日

川口の美容室Ribeltです。

経皮毒】とは何かご存知ですか?
日常生活で何気なく使っている化粧品などから、化学物質が知らない間に肌に吸収されてしまい、肌トラブルになってしまう現象の事をいいます。

具体的な【経皮毒】によるトラブルは、「肌荒れ」や「アレルギー」などと言われています。

美容室においてもシャンプーなどに【経皮毒】の危険があるという噂が、ネットや口コミを中心に広まっており、一度は耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか?

ということで今回は【経皮毒】についてアレコレ書いていきたいと思います。

スポンサーリンク



【経皮毒】の原因

シャンプーやトリートメント、化粧水や日焼け止めなど、あなたが普段何気なく使っている物の中には【経皮毒】の恐れがある成分が含まれているかもしれません。

では、一体どのような物質が【経皮毒】の原因となるのでしょう。

それは…化粧品に含まれる「ナノマテリアル原料」と称される物質が原因です。

「ナノマテリアル原料」は文字通り「ナノ」レベルの非常に小さい原料の事です
(※「ナノ」は十億分の一、0.000 000 001 )

ナノマテリアル原料?いいえ「塩」です

とても小さい物質の為、洗っても落とすことが出来ず、肌に吸収されてしまうのです。

この「ナノマテリアル原料」の具体的な物質は、「酸化チタン」や「酸化亜鉛」などの原料です。

これらは多くの化粧品に使われており、知らない間に皮膚の奥まで浸透し、肌荒れやアレルギーを引き起こす原因だと言われています。

しかし、問題はこれだけではありません。

「酸化チタン」や「酸化亜鉛」自体は、化粧品に頻繁に使われる原料です。

頻繁に使われるという事は、それだけトラブルの危険が増すと思いがちですが、驚くべきことにこれらの原料が直接問題を起こす事は無いのです。

肌に蓄積したこれらの原料は、別の何かの原因によって形状が変化する事で、肌荒れやアレルギーを誘発するといいます。

その詳細は詳しく分かっておらず、何が引き金となっているのかは不明なのだそうです。

経皮毒の原因が含まれる化粧品

ネットや口コミの情報では、シャンプーやトリートメントなどの化学物質が【経皮毒】の原因となると言われています。

そこでRibeltでは、サロンワークで使用している2つのメーカー、「ミルボン」と「ナンバースリー」にそれぞれ【経皮毒】について尋ねてみました。

結果どちらのメーカーの商品では【経皮毒】の恐れは考えられない、との回答でした。

「ナンバースリー」の回答では、かなり昔はシャンプーでも【経皮毒】の恐れがあったそうですが、最近は同じ化粧品でも「日焼け止め」に「酸化チタン」や「酸化亜鉛」が成分として配合されている為、そちらの方が考えられる、という事でした。

「ナンバースリー」の「オーガニクス」のパンフレットに、ナノマテリアル原料を使用していないと記述がありますが、現在では美容室で使用されるシャンプーにはナノマテリアル原料は使われないのだそうです。

シャンプーの成分表(アリミノ) ナノマテリアル原料らしき物は見当たらない

「日焼け止め」は専門外なので詳しくは分からないそうですが、ナノマテリアル原料が肌に吸収されても肌トラブルに必ず繋がるとは限らないのだそうです。

Ribeltでも使用している商材の成分表示を確認してみましたが、ナノマテリアル原料になりそうな成分は発見できませんでした。

経皮毒まとめ

「ナンバースリー」からの情報によれば、シャンプーの成分が肌から経皮吸収される事はあるようですが、結局【経皮毒】についてはよくわからず仕舞いです。

現時点では、仮に化学物質が経皮吸収されても、何かのきっかけがなければ何も起こらず終わる事の方が多いのではないでしょうか?

シャンプーなど肌に接する化粧品は、「ミルボン」のように第三者機関に依頼して、パッチテストを行うなど、充分に安全と確認されてから販売されています。

カラー時でも毎回必須のパッチテスト!

肌が弱い人、強い人がいますが、結局のところは「肌にあう・合わない」の問題なのかと感じます。

しかし【経皮毒】について全く安心かと言えば、そうではありません。

昔より「肌荒れ」や「アレルギー」に関して敏感な人が増えていますし、消費者の安全性に対する意識も高まってきています。

レストランでは「アレルギーの恐れのある食品」をメニューに表示していますし、カップラーメンのパッケージにも表示するのが当たり前になってきました。

現在のオーガニックブームも、体にやさしくありたいという気持ちから流行しているのだと思います。

安くてそこそこの物よりも、多少値段が高くても、体に安全な商品を望む人が増えれば【経皮毒】という言葉におびえる必要のない世界におのずとなって行くのでしょう。

トップページへ

スポンサーリンク