【ヘアカラー】パッチテスト【義務】

2018年5月13日

川口の美容室Ribeltです。

パッチテストをご存知ですか?

ヘアカラーを行う48時間前に、毎回必ず行わなければならないのが、このパッチテスト、いわゆる皮膚試験です。

ヘアカラーは以前よりかなり身近になり多くの人が気軽に行う時代になりましたが、パッチテストはまだまだ浸透していません。

最近はオーガニックやハーブ、ヘナなど植物成分を打ち出し、髪や体に優しいイメージのあるヘアカラーですが、それらが配合されているからといってパッチテストを行わなくても良い、ということはありません。

ヘアマニキュアなど肌に直接塗布しないタイプの染毛剤以外は、全てパッチテストが義務付けられているのです。
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カラー剤の肌トラブルのリスク

ヘアカラーによる肌トラブルのリスクは以下の2つに分かれます。

1…刺激性接触皮膚炎

2…アレルギー接触皮膚炎

どちらも共通している症状は、肌が荒れ、痛み、痒み、水疱や腫れなどが起る可能性がある事です。

違いとして、カラー剤のいわゆる【ジアミン】という成分にアレルギーがあるか無いかで分別されます。

どちらの症状にも共通事項がある為判断がしにくく、カラー剤は多少しみる物という古くからの認識が症状を悪化させてしまう事があります。

仮に一度でもカラー剤にアレルギー反応が出てしまった場合、もう2度と染毛は行えません。

いずれにせよ、カラーでトラブルが起ってしまった時は、必ず皮膚科を受診しましょう。

刺激性接触皮膚炎

【原因】カラー剤に含まれる過酸化水素、アルカリ剤、アルコール類、アンモニアなど

ハイトーンカラーやブリーチ(脱色剤)の場合、過酸化水素やアルカリ剤の配合量が多くなる為、リスクも高まる。

痛みや発赤、痒みが主な症状。

体調や肌の状態などで誰にでも起こる可能性があり、毎回起こるとは限らない。

アレルギー性接触皮膚炎

【原因】パラフェミニンジアミンなどの「ジアミン」

ヘナなどの植物系のカラー剤でも「ジアミン」は多用されている為、植物系=安心とは言えない。

痛みや発赤、痒み、ひどい場合はアナフィラキシーショックの症状が起ることもある。

アレルゲンである「ジアミン」と接触すれば、毎回必ず起こる。

カラー後すぐに症状がでず、48時間後に症状が出る場合もある。

もし肌トラブルにあってしまったら

症状が明らかなら直ぐに皮膚科を受診する。

シャンプーはぬるめのお湯でやさしく洗う。

トニック系など刺激性の高いシャンプーは避け、泡で包み込むように洗う。

タオルドライはタオルで地肌を優しく押さえるように行い、ドライヤーは高温にならないように注意!!

パッチテスト方法

染毛の48時間前には、毎回必ずパッチテストを行う事が義務になっています。

自分自身の体の為にも、毎回必ず行いましょう。

【準備する物】
・カラー剤(使用する予定の物)

・カラーカップ

・綿棒
・コットン

1…テスト液を作りましょう。
1剤と2剤を正しい分量で混ぜ合わせます。テスト用なので極少量でOKです。
2…テスト液を腕の内側に薄く塗りましょう。
500円硬貨の大きさを目安に薄く塗ります。

3…30分そのまま触らずに自然放置します。
徐々にカラー剤の色が出てきます。
異常がある場合は直ちに中止してください。

4…視線放置後、異常が無い場合は、余分な薬剤を軽くコットンで拭きます。

5…48時間後、もう一度様子を見て下さい。赤味や痒み、体調などに変化が無ければ直ちに染毛を行ってください。

※Ribeltでは、ヘアカラーをご予約していただきましたお客様全員に無料でパッチテストを行っています。

カラーご予約の48時間前にご来店下さい。

パッチテストの予約は必要ありませんが、店内状況により多少お待ちいただく場合があります。

ご不明な点がございましたらお気軽にご連絡下さい。

最後に…

パッチテストはお客様のご協力が不可欠です。
パッチテストについて全く説明のないサロンも増えていますが、お客様自信の安全安心を考えて毎回必ず行って下さい。
今までヘアカラーで異常が無かったお客様でも、体質の変化などにより急にアレルギー反応が起こる場合があります。
ご理解、ご協力をお願い致します。

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