美容師視点からのグローバルミルボンプレミアムポジション(黒ミルボン)

川口駅東口、美容室Ribelt(リベルト)です。
遂に始めました。ミルボンさんでとてもプレミアムな商品、グローバルミルボン。
正式な導入は28日からですが、改めてこの商品を触ってみてどうだったか振り合かえって行きたいとおもいます。

【良い点】
1度使えば分かる使用感の良さ。
泡立ちも良いし香りも良い、更にはシャンプーを流しただけでも手触りが良い。
トリートメントは髪のダメ―ジ進行を抑えるなど、最先端技術(大型放射光施設SPing-8)を駆使して造られており,他社には真似できない優位性が高い商品です。
スカルプ(頭皮)ケアも、白髪の第1人者と言われる東北大学の教授と共同開発された、不完全な白髪を黒髪に戻す効果も唯一無二。
非常に付加価値が高く、独自性が高いので刺さる人にはぐっさり刺さる、そんな商品です。

 

【悪い点】
価格ですね。
最深研究と技術の結晶のような商品なので仕方ないです。
価値は人それぞれなので安いと感じる人もいるでしょう。
ただ価格だけを見て、自分に合わないとあきらめてしまうのは勿体ないと感じます。商品の事を知って、出来れば一度使って見て、それから判断して欲しいですね。

シャンプーの界面活性剤がラウレス硫酸Naなので、気になる人は多いでしょう。
ですが個人的に、その部分にこだわっている人って他の部分が見えていない気がします。ここははっきり言って無視していい部分。
理由をいくつか上げますので、気にならない人は読み飛ばして下さい。
・ラウレス硫酸Naが無意味な理由
1洗浄力が高い事が悪い理由にならない。何故なら、シャンプーは洗剤だけで出来ていないからです。例えるなら料理で使う「塩」で、単品で接種しつづければ命が無くなりますが、基本的に多くの料理では必要な調味料です。それがどれくらい入っているのかは商品による(ラーメンにもポカリスエットにも塩は入っている)し、どれくらい薄まっているかは他の成分から割り出さないと出ないです。なので、高い洗浄力を持つ成分も、他の成分により高い洗浄力を維持しているとは言えないので、成分単品で考える事は無意味です。
2体質は変化する
仮にラウレス硫酸Naが高い洗浄力を持ったままシャンプーに入っていたとして、それがあなたにとって必ず有害とは言い切れません。ヒトの体質は十人十色ですし、1人のヒトの体質も、赤ちゃん~老人になるまで同じではありません。生活習慣や環境、食事、季節、ストレスなど様々な要因でヒトの体質は変化し、それぞれの環境に適応しようとします。高い洗浄力を持つシャンプーが有害となるのは、乾燥の季節や体質の場合に多いです。逆に赤ちゃんでも使える優しい洗浄力のシャンプーは汚れが落ちず、脂性の体質にはかえって有害になり得ます。
3汚れは落とすが基本
たまに洗浄力が高いから必要な皮脂まで根こそぎ落とす、という表現がありますがこれは意味不明です。そもそも必要な皮脂を適度に落とす事なんて不可能だからです。理由は2でも書いた通り体質は毎日少しづつ変化しますし、自分にとってどれだけ皮脂を残してシャンプーした方がよいか分からないからです。1で書いた通りシャンプーの洗浄力も不明ですし、自分の皮脂レベルも不明なのでどしようもありません。いっそすべて数値化されれば面白いですね。また、ヒトの汚れと言われる物質は基本落としたいのが本音です。洗浄力が弱いシャンプーを使用して汚れが残ってしまっては、そもそもシャンプーをする意味が失われてしまいます。個人的には、シャンプーはまずしっかり汚れを落とし、皮脂が奪われた事が心配なら保湿をすれば良いと考えます。世の中のヘアケア剤ってそのように作られていますよね?
その他…シャンプーの良し悪しは一概には判断できない理由が複数あります。医師は体質の事しか知り得ません。ネット解析は成分単品しか見えず、複合的な判断ができません。美容師は肌質やシャンプーの洗浄力を専門レベルでは見れません。毛髪診断士は個人的には論外です。
いろいろと理由がありますが、自分で様々な情報を見て考えて使って見て判断して欲しいです。このブログの内容も含めて、他人の一部の情報だけで判断するのは非常に危険です。また赤というヒトが多いからといって自分も赤く見えてしまうヒトには正しく物事が見えていない可能性もあります。ヒトの意見に左右されやすいヒトは考えて、考えて判断してくださいね。
長くなってしまった・・・

悪い点続き
サロントリートメントは、部分での使い分けができない為、質感にムラができやすいと感じます。
これを補うには他からトリートメントを足す事でRibeltでは解決していますが、単品では対応に限界があると思います。特に、根本と毛先の髪の状態が全然違うヒトやインナーカラーで部分ブリーチをしているヒト等はムラが出やすいと感じます。理由は同じ種類をある程度均一に付けるしか無いためです。なにか解決策はあるのでしょうか?
調査中です。
スカルプラインは不完全な白髪を減らすという画期的な商品ですが、当然使い続けなければ効果は持続しません。
ここで言う不完全な白髪の解説は省きます。
簡単に書けば、内部でメラニン色素が作られているのに運ばれていない状態の白髪。
あとスカルプの使用感は清涼感が強いように感じます。特に炭酸とセットで使用した場合、女性には清涼感が強すぎるのでは?

 

現時点でのメリット・デメリットは以上です。
ほとんどラウレス硫酸Naの説明になってしまいましたが、ネット界隈では重要な要素の1つと思います。
また気になる点があったらまとめますね。

殴り書きを最後までご覧いただきありがとうございます。


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