アディクシーカラー新色コバルトブルー・ゴールド【ミルボン】

アディクシーカラーの新色【コバルトブルー】【ゴールド】が登場します。今回は新色それぞれの詳細と、そのうちコバルトブルーを使って髪を染めてみた様子をご紹介していきます。日本人の髪色はどこまで欧米人に近づけるのか?2019.4/10満を持して登場です。

コバルトブルー

コバルトブルーは透明感のあるクリアな「ブルー」と表現されます。

アディクシーカラーのスタンダードラインで登場予定です。公式な情報では、アディクシーカラーの【コバルトブルー】と「ネイビーアッシュ」は言葉は違いますが同じ色だとされています。

更にややこしいくなりますが、いわゆるブルー系アッシュで「ラベンダーアッシュ」とも表現されます。

褐色過程では「シルバー」と表現され、今までのような「黄色」や「緑」にはなりにくいそうです。カラー後も退色過程を楽しめそうですね。

サファイアとコバルトブルー

既存のアディクシーカラーの「ブルー」といえば【サファイア】ですが、【サファイア】との違いは色素構成にあります。【サファイア】の色素構成は「ブルー」または「ネイビー」の単色構成ですが、【コバルトブルー】は「ブルー」または「ネイビー」に「パープル」が加わっています。

これによってブルー系のアッシュをカラーリングする際に、【サファイア】では髪のアンダーカラーによって「マット」(緑)に振られてしまう場合がありましたが、【コバルトブルー】では「パープル」が補色になり「マット」感を感じることは無くなりました。

つまり髪のアンダートーンを気にせず単色で用いる事が容易になったのです。これは同社のオルディーブカラーを模範しているようです。黄色味を感じる髪にも単品で使用しやすいようになりました。

サファイアとコバルトブルーの違い

サファイア=ブルーorネイビー
コバルトブルー=ブルーorネイビー+パープル

その他アディクシーカラーとの違い

アディクシーカラーでは【サファイア】以外にもブルー系のアッシュやグレー系のアッシュが存在します。それぞれの違いをまとめました。書いていて思ったのですが、カラーチャートを見た方が早いです。あくまでも参考程度に・・・

【コバルトブルー】透明感のあるネイビーアッシュ
高明度で使用した場合・・・黄色味を抑え、ベール感のあるクリアなアッシュを表現
低明度で使用しあ場合・・・赤味を抑え、ベール感のあるツヤ髪を表現
色素構成・・・ネイビー+パープル

【サファイア】透明感のあるブルーアッシュ
高明度で使用した場合・・・緑感を感じるアッシュを表現
低明度で使用した場合・・・髪の赤味を最大限に抑え、透明感のあるアッシュを表現
色素構成・・・ブルーまたはネイビー

【アメジスト】青を感じるバイオレットアッシュ
高明度で使用した場合・・・グレイッシュなバイオレットアッシュを表現
低明度で使用した場合・・・黄色味を消しやわらかなツヤを表現
色素構成・・・ブルー+パープル

【シルバー】ほんのりパープル感のあるモノトーン
高明度で使用した場合・・・透明感を感じるグレーを表現
低明度で使用した場合・・・黄色味を消し、グレーのベールを表現
色素構成・・・ブルー+マット+レッド(少量)+ブルーバイオレット(少量)

【グレーパール】ほんのり青味感のあるモノトーン
高明度で使用した場合・・・透明感と柔らかさを感じるモノトーンを表現
低明度で使用した場合・・・オレンジを消し柔らかさを表現
色素構成・・・ブルー+マット+レッド(少量)

コバルトブルー使ってみた

今回もモデルさんで新色コバルトブルーを使いカラーリングしてみました。

【染める前の状態】
新生部3cm
既染部10レベル(前回はアディクシーカラー9スモーキートパーズを使用)

今回は9レベルのコバルトアッシュを使い、2剤はアディクシーオキシ4.5%を使用、放置時間は20分です。

befor
after

いかがでしょうか?
明るさはほとんど変わらず、髪の色味だけチェンジしています。

髪の黄色味が消えてアッシュな印象を感じます。サファイアの様にマット感は全く感じられません。これが新色のコバルトブルーです。

程よい透明感を感じられるアッシュ

写真撮影はいつものとおりiPhone XSMAXのポートレートモードを使用し、加工はほとんど行っていません。

どちらもハンドブローで自然に乾かしただけの状態で、スタイリング剤やアウトバストリートメントは未使用です。

ゴールド

もう一つの新色【ゴールド】はクリエイティブラインで登場です。その為、1~13レベルのような明度差はなく単色になります。

髪のギラつきを抑えるブロンド髪を表現できる事が特徴で、高明度な髪に使用することがおススメです。

15レベル程度のローブリーチした髪がおススメで、放置時間も20分と他のアディクシーカラーより長めに取ると発色が良くなります。

スモーキートパーズにMIXしてミルキーベージュにしたり、レッドに混ぜてオレンジな髪色を表現することも可能です。絵具のような感覚で使用しましょう。

アディクシーカラー新色 所感

まず【ゴールド】についてです。

使用する場面は非常に限れてはいますが3原色なのであるとなにかと便利でしょう。ただの金髪では無くおしゃれなブロンドヘアにしたい女子は一度体験してみる価値はあります。残念ながら当店では需要が多く無さそうですが、ブリーチを使用しないハイライトやインナーカラーで充分使用用途はありそうです。

そして【コバルトブルー】です。

単品で使用できるブルーアッシュなので非常に使いやすいと思います。特にマット(緑)感を本当に感じないのでサファイアとの区別もしっかり出来ます。オススメはやはり高明度です。今までのアディクシーでは表現できなかった神秘的な雰囲気が演出出来ます。

少し残念なのが、髪の赤味を消しきれない点です。髪のアンダートーンがイエローベースには使いやすいですが、ダークトーンからのトーンアップや地毛が赤味が強い髪の場合、単品使用では赤味が消しきれません。サファイアやエメラルドとMIXして使いましょう。

Ribeltでは現在エドルカラーとアディクシーカラーとを天秤にかけています。(最高に贅沢な悩みです)それぞれ良い部分があり、似ている部分もあって非常に悩ましいのですが、お客様の反応をみて決定したいと思います。

是非Ribeltで体験してお声をお聞かせください。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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