【リコール】ジョンマスターオーガニック

2018年5月13日

ジョンマスターオーガニック【リコール】事件

2017年9月21日。美容業界に衝撃が走りました。
日本のオーガニックのパイオニアであるジョンマスターオーガニックの商品がリコールになったと消費者省のリコール専用情報サイトに公表されたのです。

主なリコール理由として、成分表示の不備があったことがジョンマスターオーガニックの公式サイトで発表になっています。
要は、成分表示と実際の商品の成分の内容が違ったという事です。

一体どれくらいの相違、不備があったのか、みなさんが気になるであろうポイントをピックアップしてRibeltがまとめました。

スポンサーリンク



リコール前後の成分表示比較内容

今回は、以下の3点にクローズアップしていきます。

・シャンプーの核となる洗浄成分(界面活性剤)
・シリコーン配合の有無
・その他添加物(合成着色料)

 シャンプーの成分内容の話になるので、少しだけ専門的な内容になってしまいますが、知識のほとんどない人でも、なるべくわかりやすい内容でお伝えできればと思っています。

ジョンマスターオーガニックの商品だけではなく、他のオーガニックシャンプーを選ぶ際にも参考になる部分もきっとあるはずなので、該当者以外の人にも楽しめる?と思います。

シャンプーの界面活性剤の成分表記

【旧成分表示】ラウロアンホ酢酸Na
【新成分表示】オレフィン(C14-16)スルホン酸Na

シャンプーの核となるのが洗浄成分(界面活性剤)です。
髪や頭皮の汚れを落とす最も重要な成分が、新旧の成分表記では全く別物の表記になっています。どれほど違うのかは以下の通りです。

(旧表記)ラウロアンホ酢酸Na…アミノ酸系の両性界面活性剤
(新表記)オレフィン(C14-16)スルホン酸Na…高級アルコール系に近い洗浄成分 アニオン界面活性剤

洗浄成分の性質があきらかに別物だと言えるでしょう。
ではそれぞれ簡単にご説明します。

旧成分表記のラウロアンホ酢酸Naは、両性界面活性剤に属しており、肌への刺激がもっとも少ない事が特徴です。
(赤ちゃん用のベビーシャンプーは両性界面活性剤が用いられます)

またラウロアンホ酢酸Naは、アミノ酸系の洗浄成分になっており、アミノ酸とはタンパク質を構成する成分で人の肌に近い為、他の洗浄成分にくらべてはるかに低刺激なのです。

一方オレフィン(C14-16)スルホン酸Naは、一部では高級アルコール系に属するともいわれるほど洗浄力の最も強い部類の界面活性剤に属しており、アニオン界面活性剤に分類されます。

(正確には高級アルコール系ではなくオレフィン(C14-16)スルホン酸Naは αーオレフィン系に分類されます 高級アルコール系にとても似ている為に それに属するとされる事が多いようです)

アニオン界面活性剤はシャンプーやボディーソープ、衣類用の洗剤に用いられる洗浄力が高く泡立ちが良い界面活性剤です。

オレフィン(C14-16)スルホン酸Naの原料は ヤシなどの植物油となっており ラウレス硫酸Naなどの高級アルコール系の界面活性剤と同じ原料になります。
脱脂力が強い性質はまさに、アミノ酸系とは真逆と言えます。

シリコーン表記の有無

(旧成分表記)シリコーンフリー、シリコーン表記無し
(新成分表記)ジメチコン

ジョンマスターオーガニックのコンディショナーは、シリコンフリー(ノンシリコン、正確にはシリコーン)とされていましたが、実はシリコンが入っていましたという表記の不備です。

近年ではノンシリコーンシャンプー=良質なシャンプーというよく分からないスタンスもある、このシリコーン問題。
シリコーンは決して悪い成分ではありません。(この話はまた別件で書きます)

 シリコーンは合成化合物、自然界には存在しません。
そのシリコーンがオーガニックを謳っている商品に入っていたなんて……
実はこれはよくある話。
別に珍しいことではありません。

本物のオーガニック商品には、第三者機関の認定マークが必ずあります。
(右側参照、イタリアのオーガニック認証機関ICEAイチェアとヴィーガン認証マーク)

認証マークのないオーガニック商品は、完全に自社判断になっており、添加物や石油由来成分の中に植物性成分を足しただけの商品なので、当然シリコーンもその範囲内という訳です。

カラメルの表記の有無

(旧成分表記)成分表記なし
(新成分表記)カラメル 表記あり

シャンプー剤には一切関係ないと思われる【カラメル】や【銅クロロフィリン】の表記の有無です。
恐らく、オーガニック商品のイメージの為に着色料として用いられていると思います。

カラメルは食品にも用いられる着色料で、中には発ガン性物質を含む物もあります。
【カラメル】【銅クロロフィリン】はアンモニウム化合物やアルカリ加水分解によって得られる化合物です。

着色料や香料は、シャンプーのイメージを1番決定付けると言ってもいいほど重要な要素です。
これは市販のどのシャンプーにも当然の様に行われている事ですが、オーガニック認証を受けた商品では決して行われる事はありません。

その他 香料など

その他気になる部分を挙げるとすれば、

リモネンやリナロール等の香り付けの成分表記が新表記ではなくなっていること。
(旧成分表記)海塩→(新成分表記)塩化Na

などなど…

本当に悲しいです 本当に…
きっと経費削減の為だと思いますが、残念過ぎます。

Ribeltで使用していた訳ではありませんが、ジョンマスターオーガニックは日本のオーガニック化粧品の先駆け的な存在。
もうこれ以上はツライので割愛させてください。

リコール事件、最後に…

今回のリコール事件について詳しくはリンクを張っておきます。
興味のある方、リコールに心当たりのある方は参考にして下さい。

今後もしオーガニック商品を購入される際は、信頼できる第三者機関の認定を受けているかなどの情報を確認していただいた方が、失敗はないと思います。

なぜ今回の件が起ってしまったのか見当もつきませんが今後は2度と起こらないように願うばかりです。
氷山の一角でないことを祈ります。

ジョンマスターオーガニックリコール概要URL
http://www.info.pmda.go.jp/rgo/MainServlet?recallno=2-7633

ジョンマスターオーガニック リコール回収概要

最後までご覧いただきましてありがとうございます。

トップページへ

スポンサーリンク