【新色比較】ミルボン オルディーブ アディクシー【同一人毛】

2018年5月13日

川口の美容室Ribelt(リベルト)です。

2018年3月10日?に、新色が加わるミルボン オルディーブアディクシー カラー。

早速新色であるスモーキートパーズパープルガーネットを使って髪を染めてみました。

今回は新色の特徴をわかりやすく捉える為に、同一人物の髪の毛を使って染めていきます。

パープル系のツヤ髪カラーを表現するこの新しいカラー剤。

透明感のその先へ 行けるのか?

高明度領域で 絶妙な色合いを表現できるのか?

透き通るようなヘアカラーを叶えられるのか?を検証してみました。
(今回の新色のうたい文句です…)

2018年、春の新色ヘアカラー選びの参考にどうぞ!

新色の概要はこちら

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新色比較のルールについて…

今までは、モデルさんの協力の元に新色のヘアカラーをご紹介してきましたが、今回は同一人物の髪の毛を使い、比較してみました。

なぜなら、人それぞれ髪の色は違うのは当然…
元の髪色が違えば、同じ色を使っても違って見えてしまうのは偶然か、必然か…

という事で、ミルボンさんからいただいた新色カラーの明度が違ったため、今回はこの様な方針であります。
(まあ、いつも2色とも明度が違うのでありますが…)

そして検証の結果、面白い事が起りました。

通常通りならば、カラー剤の番号が高い方が高明度(明るく染まる)のですが、なんと今回は明度の高い方が暗く見えるという結果に…

新色カラーの特徴なのかもしれませんが、数字が大きい=明るく見える、という法則が少し崩れるかも知れません。
(サロンワークでは明度コントロールに難がでそうな予感…)

では、改めまして今回の登場選手はこちらになります。
ミルボン オルディーブアディクシーから

9-スモーキートパーズ【9S-Topaz】
7-パープルガーネット【7P-Garnet】

更に、パープルガーネットの比較として

7-アメジスト【7-Amethyst】も特別参戦させました。
こちらはすでに発売されているスタンダードラインです。

さて、気になる結果は如何に…

スモーキートパーズ VS パープルガーネット

始めに染毛前の髪の毛の状態を確認していきましょう。

今回は色味の比較の為に、同一人物の髪の毛を染めるというルールで行っていきますが、実際に生えている髪の毛で染めてしまうとかなり個性的になってしまうので、カットし終えた毛を使って染毛をして行きます。

その為全体のイメージが少し伝わりにくいかも知れませんが、色の性質は分かっていただけると思います。

では早速、染毛前の髪の毛の状態をご覧ください…

【染毛前の毛】11Lv程度の明度

そして使用する薬剤は先ほどご紹介した通りです。

9-パープルトパーズ・7-パープルガーネット・7ーアメジスト

いずれもカラー2剤の過酸化水素濃度は4.5%、放置時間は15分です。

今回はこの条件で染毛していきます。

そして、染毛後の結果をまとめてご覧ください↓↓

 

9-スモーキートパーズ(新色)

 

7-パープルガーネット(新色)
7-アメジスト

いかがでしょうか?
今回はなるべく色味の違いを見て感じてもらえるように、サイズの大きい写真にしてみましたが…

足りない部分を言葉で補っていきたいと思います。

【スモーキートパーズ】
3つの中で最もトーンダウンした(暗くなった)印象になりました。
パープル感を少し感じる色味で、マット感(ミドリ色)の印象はありません。
9Lvのカラーですが8Lvに近い印象になりました。

【パープルガーネット】
ガーネットというより、水晶のアメジストに近い赤紫系の仕上がりになりました。
赤紫系のパープル感を強く感じる色味です。

【アメジスト】
ピンクアッシュ系の青紫系の仕上がりです。
3つの中では最も明るい仕上がりの印象になります。
パープル感も一番低い印象です。

そして、今回もミルボンから発表されているモデル写真との比較をご覧ください

スモーキートパーズ(左)/パープルガーネット(右)

分かりにくいかもしれませんが、今回染毛した髪と同様の毛束をそれぞれのモデルさんに乗せています。

上記にも書いた通り、髪の状態が違えば染まりも違うので、モデルさんの髪の色イメージとは全然違う印象に…

スモーキートパーズ(左)はモデルさんの髪色だと、マット系(ミドリ系)に感じる方もいると思いますが、実際に染めた髪と比べるとパープル感が出ている様に感じられると思います。

逆にパープルガーネット(右)はモデルさんの髪色がビビットなので、染めた毛束はパープル感のないただのブラウンな印象になってしまっています…

新色比較 まとめ

パープルガーネットはハイトーンの髪に入れるとかなり鮮やかな色味がでそうな印象です。
スモーキートパーズはモデルの写真でみるとマット感(ミドリ感)がでそうですが、実際はそのような印象にはなりませんでした。

それぞれの個人的な印象は以下のとおりです。

【パープル感】
パープルガーネット>スモーキートパーズ>アメジスト

【明度】
アメジスト>パープルガーネット>スモーキートパーズ

【ツヤ感】
パープルガーネット>スモーキートパーズ>アメジスト

本来であれば9Lvの明るさのスモーキートパーズが最も明るい印象の仕上がりにならなければいけないのですが、それよりも明度の低い7Lvのカラー剤の方が明るい印象の仕上がりになっている事に注目です。

サロンワークで全頭染めた場合も、今回の結果と同様になるのか非常に興味深い結果となりました。

スモーキートパーズは前回のカラー概要でも書いた通り、白髪にも対応できるという独特の性質が原因でしょうか?

30代~40代前半の白髪が増え始めた年代にも向けて?という事かも知れませんが、それにしても今回の結果だけ見れば同じ明度のカラーよりも暗く染める印象です。

通常白髪が染める明度は8Lvまでと言われています。

しかし今回は9lv。

どこまで白髪に対応できるのか?という新しい疑問を生み出す結果にもなりました。

同じミルボンから明るい白髪染めとして、オルディーブクリスタルが発売されていますが、こちらは白髪染めというより、白髪ぼかしと言ったほうが相応しい印象でした。
(それでも11Lvの明度まで黒髪をトーンアップしながら染毛出来るのは魅力的ですが、Ribeltでは需要もそれほどなく、肌に刺激を感じる人も多いことから仕様を控えるようになりました…)

今後機会があれば、スモーキートパーズの白髪の染毛力についても検証をしていきたいと思います。

そして…

今回は11Lvという比較的明るい色の髪の毛を使い染毛を行いました。

それは、アディクシーカラーのパンフレットに記載されているモデルさんはペールイエロー(18Lv)などのブリーチをしたモデルしか載っていない為です。

ですのでブリーチ毛以外の髪でどのように染まるのか?を確認する意味も比較を行いました。

オルディーブ センシュアルライン同様、ハイトーンの髪向けのカラー剤であるのですが、ブリーチをしている人は、残念ながら川口ではそう多く見かけません。

まあ、アディクシーカラーのコンセプト自体が、通常のカラーよりも尖った部分にあるのですが…

今回の検証結果を踏まえて、今後はモデルさんの髪を染毛したりして新色の発売に備えていきたいと思います。

ハイトーンの髪の救世主にも、若年層の白髪の希望にもなるオルディーブアディクシーの新色スタンダードライン。

なんにせよ期待は高まります。

最後までご覧いただきまして ありがとうございます。

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