グリオキシル酸

2018年5月13日

最近いろいろ話題のグリオキシル酸についてまとめてみました。
グリオキシル酸を髪の毛に使った場合、ストレートや髪質改善が行えます。
時短ストレートや髪質改善トリートメントメニューで使われるグリオキシル酸の魅力をお届けします。

グリオキシル酸

髪の毛の癖を緩和する効果のある成分です。残念ながら現在は髪のどこの部分に働きかけて癖を緩和しているのか、詳しいメカニズムは分かっていません。

半永久的な効果はなく、2~3ヶ月程度髪の癖を緩和する作用があります。1剤のみでストレートが完結するので、スピーディーに施術を行う事が可能です。(一般的なストレートは還元剤を使うのでは1剤の還元剤と2剤の酸化剤に分かれます)

縮毛のような縮れ毛を真っ直ぐに伸ばす事は出来ませんが、大きくうねるようなクセを落ち着かせるには充分な効果があります。細毛やネコ毛などストレートをするとぺたんこになりやすい髪質や年齢による髪質の変化にもおすすめです。

グリオキシル酸はストレートの他に、サロントリートメントや髪質改善メニューにも使われます。
ノンアルカリストレートや、酸性ストレートなど髪質を改善していくメニューは最近増加傾向にあります。酸による収れん作用やアミノ酸架橋による髪質改善トリートメントでもグリオキシル酸が使われ、よりダメージレスな自然なストレートが実現しています。

グリオキシル酸と熱を髪の毛に与える事により、従来では還元剤を使わないと行えなかった髪質改善が実現しているのです。今後はグリオキシル酸の他にもサリチル酸レブリン酸のような、熱と合わせて使用する事により髪質を改善していくような商品が増えるでしょう。

【グリオキシル酸・髪質改善メニュー施術例】

1・プレシャンプー
2・前処理(髪のダメージに応じて)
3・グリオキシル酸・サリチル酸・レブリン酸などの薬剤を塗布
4・自然放置10~20分(商品によっては加温~クーリング)
5・プレーンリンス(残臭に繋がる場合は軽めのシャンプーを行う)
6・中間処理(髪のダメージに応じて)
7・ブロードライ
8・アイロン操作(160℃~180℃)

【向いている髪質】

・大きなうねりのようなクセを落ち着かせたい方
・細毛やネコ毛の方
・自然なストレート感を出したい方
・ダメージが気になる方
・年齢によって髪質の変化が気になる方

【仕上がりの特徴】

・サロントリートメントより髪質改善効果が長持ちする
(トリートメントとして実感できるのは3週間~1ヶ月半)
・髪のツヤ感アップ
・なめらかな指通りの質感
・しっとりした保湿感アップ

いかがでしたか?

今年はグリオキシル酸などをつかった商材がつぎつぎと登場しています。
Ribeltでもサンプルをいただいたので、機会があれば試してみたいと思います。
去年の熱ダメージが10分の1になったストレートに続き、ストレートや髪質改善はどんどん進化していきますね。梅雨にむけて癖に悩むかたはチェックしてみては!?

今回は少し専門的な内容でしたが
ご覧いただきましてありがとうございます。

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